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こいのぼり 子の絵と手形 身にまとう

掲載日付 2016/03/03(木)
掲載媒体 朝日新聞(伊賀版)
伊賀の幼稚園で「スイミープロジェクト」

こいのぼりの絵付けを子どもたちが手がける「スイミープロジェクト」が2月
29日、伊賀市上野丸之内の
市立桃青の丘幼稚園(桜本悦子園長)であった。一匹の小さな黒い魚を主人公に
した絵本「スイミー」に
ヒントを得た神戸発祥の活動で、真っさらなこいのぼりにたくさんの絵とメッ
セージを書き、最後は神戸などで
大空に泳がせる。

 レオ・レオニ(1910~99)による絵本では、主人公のスイミーの呼びか
けで、赤い小さな魚が集まって
大きな魚の形を作り、巨大なマグロを追い払う。色が黒いスイミーは、その
「魚」の目になる。
みんなで協力することや個性の大切さを伝える物語とされ、小学校の国語の教科
書にも載っている。
 プロジェクトは、神戸市の玩具問屋社長、栗須哲秀さん(39)らが実行委員
会を作り、2012年に始めた。
子どもの成長を願う伝統行事を通して、子どもたちに東日本大震災の苦難を乗り
越えてほしいとの思いで、
神戸市内の小学校などに呼びかけた。参加する学校や幼稚園は東北各地や東京、
米国や台湾などにも
広がり、今年も約20匹を5月初めに神戸などで揚げる。
企業などから寄せられた協賛金の一部は慈善団体に寄付する。
 桃青の丘幼稚園は、プロジェクトを知ったPTA役員からの提案を受けて、県
内で初めて参加した。
5歳児クラスの園児約50人が、昨年11月に親子遠足で訪れた水族館で見た魚
やカニ、クラゲなどを、
後日一人ずつスチレン版に描いて制作した版画の原版を使った。
 この日は園児と保護者らが、スチレン版に黄緑または緑の水性絵の具を塗り、
スタンプの要領で、
全長10㍍の無地のこいのぼりに押しつけていった。3歳児・4歳児のクラスの
園児は、別に用意した全長5㍍
のこいのぼりに一人ずつカラフルな手形を押した。
 こいのぼりには、園児一人一人に書いてもらった夢も書き込む。クラゲの絵を
描いた久米彩日さん(6)は
取材に「ひとの役に立つことをしたい」。PTA会長の今井晴子さん(43)=
ゆめが丘6丁目=は「3人目の子も
卒園するので、園で子どもたちとできる最後の思い出として企画しました」と話
した。
 長さ15㍍の完成品のこいのぼりを送風機で膨らませ、園児たちが通り抜ける
お楽しみも。幻想的なおなかの
中をくぐりながら、園児たちはさかんに歓声を上げていた。

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