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子どもの夢のせ 泳ぐこいのぼり 神戸ハーバーランド・高浜岸壁

掲載日付 2025/05/05(月)
掲載媒体 神戸新聞

神戸の海と空を背に泳ぐこいのぼり=いずれも中央区東川崎町1
子どもたちの思い思いの夢や絵が描きこまれる巨大こいのぼり

5月5日の「こどもの日」に合わせ、子どもたちが夢や目標を書き込んだ巨大こいのぼりが、神戸ハーバーランドの高浜岸壁(中央区)に現れた。大型連休後半を楽しむ大勢の親子連れが見守る中、地上60メートルの高さからクレーン車で掲げられた約30匹が、青空を悠々と泳いだ。(那谷享平)
神戸から夢を持つことの素晴らしさを伝えようと、2012年に発足した「スイミープロジェクト」実行委員会が主催する。13年には東日本大震災の被災地を励ますために宮城県気仙沼市へ届けるなど、国内各地や海外にも活動は広がっている。
今回は4、5日に開催。事前のワークショップで、長さ10メートルの白無地のこいのぼりは、魚のスタンプでいっぱいに。子どもたちは、スタンプの上に「りょうり人になりたい」「ダンスがうまくなりたい」といった自分の望みや、好きなキャラクターの絵などを描いていった。
出来上がったカラフルなこいのぼりは、主催者らがクレーンに取り付け。灘区のグループ「ときめき倶楽部鬼塚太鼓」の演奏に合わせてつり上げられると、海風をはらんで元気よくはためき、「泳いでる!」「きれい!」と歓声が上がっていた。
北原典子さん(65)=須磨区=の孫で、広島から妹と遊びにきていた尾崎なつちゃんは「(アニメの)プリキュアになりたいと書き、イベントを満喫。北原さんは「今のまま、明るく笑顔で育ってほしい」と目を細めた。
実行委員長の栗須哲秀(48)=灘区=は「空を見上げて大きなこいのぼりを眺める機会は少ない。この催しが良い思い出になることで、子どもたちが夢を忘れずにいられればうれしい」と話した。

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